【2025年最新版】60坪の外壁塗装費用と内訳を徹底解説!

日本の住宅一戸あたりの平均的な広さはおよそ30~40坪程度と言われています。60坪の延べ床面積(約198㎡)をもつ住宅は平均のほぼ倍近い規模で、外壁塗装にかかる費用も当然高額になりがちです。しかし高額といっても適正な相場価格は存在します。大切なのは相場を踏まえて複数社から見積もりを取り、納得できる価格と内容で施工を依頼することです。

そこで本記事では、60坪住宅の外壁塗装費用相場や大きな家ならではの注意点、さらに費用を抑えるコツなどについて丁寧に解説します。

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60坪住宅の外壁塗装費用相場と内訳

60坪の戸建て外壁塗装にかかる費用相場は、およそ120~200万円程度とされています。使用する塗料や建物の状態によって金額に幅がありますが、一般的な相場は150~180万円前後と見る情報もあります。なおこの金額には塗料代・人件費・足場代など基本的な工事費用がすべて含まれており、屋根塗装など別の工事を追加しない限り200万円を超えるケースは多くありません。例えば外壁塗装と同時に屋根塗装も行う場合は+30~50万円ほど加算され、外壁+屋根で合計130~180万円程度になると考えられます。

外壁塗装費用の内訳

費用の内訳としては、大きく「塗料・材料費」「人件費(施工費)」「足場代」「その他経費」の4種類に分かれます。塗装費用は塗装面積 × 塗料の施工単価で算出され、塗装面積が広いほど合計額も高額になります。延床60坪(198㎡)規模の住宅では、外壁の塗装面積は窓やドアなどを除いた実際の塗り面積でおよそ217~238㎡ほどになると見積もられています。塗料の施工単価は種類やグレードによって異なり、耐久性が高い塗料ほど単価も高くなる傾向があります。以下は代表的な塗料種類ごとの60坪住宅における費用目安です

塗料種類ごとの60坪住宅における費用目安

塗装の種類耐用年数費用相場
アクリル5~8年程度約100~120万円
ウレタン8~10年程度約110~130万円
シリコン10~15年程度約130~150万円
フッ素15~20年程度約140~170万円
断熱・無機塗装等約150~190万円

※上記は外壁のみ塗装した場合の目安です。塗料の選択によって数十万円規模で費用が変動することに注意しましょう。実際、現在主流のシリコン塗料で延べ217㎡(60坪相当)の外壁を塗装すると、塗料・施工費だけで約60~67万円が必要になります。さらに足場設置費用や高圧洗浄、下地補修、養生などの諸経費が約40~63万円程度かかり、外壁塗装全体の総費用は101~130万円前後になる試算です。もし耐久性に優れたフッ素塗料や光触媒塗料などで施工する場合、材料費が高いため総額150万円超になることも十分あり得ます。また屋根塗装を同時施工する場合は一度の足場設置で済むため別々に依頼するより割安ですが、それでも合計費用は20~30万円ほど上乗せになると見込まれます。

以上のような相場計算は延床面積から簡易的に算出したものに過ぎず、実際の塗装費用は建物ごとの条件で大きく変動します。同じ60坪でも平屋か二階建て以上か、建物の形状(凹凸の多さ)や劣化具合によって必要な手間・材料が変わり、見積額に差が生じます。

正確な費用を知りたい場合は、専門業者に現地調査と詳細見積もりを依頼するのが確実でしょう。延床坪数のみで「60坪だから○○万円」と断言するのは難しく、信頼できる業者に診断してもらうことが大切です。

60坪の外壁塗装で気をつけたいポイント(注意点)

60坪クラスの大きな住宅では、一般的な住宅に比べて施工上いくつか注意すべき点があります。失敗やトラブルを防ぎ、適正価格で満足のいく工事を行うために、以下のポイントを押さえておきましょう。

工期が通常より長くなる

外壁面積が広いため塗装工事の期間も長引く傾向があります。平均的な30~40坪の戸建てであれば外壁塗装に約10~15日間かかりますが、60坪規模では2~3週間程度は見ておく必要があります。実際の工事内容次第ではさらに日数が延びる可能性もあり、雨天などで工事中断が続けば2週間超~1ヶ月近くかかるケースもあるでしょう。工事中は洗濯物が干せない、駐車場の車を移動する必要がある等、日常生活への影響も長期間に及ぶため、自分や家族のスケジュールに余裕がある時期に依頼すると安心です。

単価の小さな差が総費用に大きく影響する

塗装工事の費用は「塗装面積 × 塗料単価」で決まりますが、60坪のように面積が大きい場合、わずかな単価差でも総額の差は大きく膨らみます。例えば30坪規模(塗装面積約99㎡)では塗料単価に1㎡あたり1,000円の差があっても費用差は10万円程度ですが、60坪規模(約198㎡)では同じ単価差で20万円前後もの差額になる計算です。依頼する業者ごとに塗料のメーカーや仕入れ価格、人件費などが異なるため、見積もりの単価設定にも開きがあります。必ず複数業者から相見積もりを取り、単価や工程内訳を比較検討することが重要です。

依頼できる業者(職人の数)が限られる

規模の小さな塗装店だと、一度に動員できる職人の数に限りがあるため、60坪のような大規模住宅の塗装を引き受けられない場合があります。職人1~2名程度で回しているような少人数の業者の場合、通常は1現場あたりの作業人数を抑えて複数現場を同時進行します。しかし延床60坪クラスの建物では1現場に1~2人では到底手が回らず工期内に終わらないため、十分な人数を割けない業者は受注自体を断るケースもあるのです。結果として対応可能な業者が少なくなり、見積もりの選択肢も限られてしまう恐れがあります。大規模な塗装実績が豊富な信頼できる業者を早めに探すようにしましょう。

建物の高さ・構造によって費用が増減する

同じ延床60坪でも、平屋建ての場合と2階建て・3階建ての場合では見積もり金額が異なります。一般的に階数が高いほど足場を高所まで組む手間や安全対策が必要になるため、その分人件費・時間がかかり費用も上がりやすくなります。また敷地形状や建物の造りによっては足場の設置面積が広くなったり、塗装しにくい複雑な構造だと作業量が増えたりするため、相場より費用が上回ることもあります。見積もり時には自宅の階数や外壁形状による費用変動についても業者に確認しておきましょう。

外壁の劣化状況によっては追加工事が必要

築年数が経ち外壁の傷みが激しい場合、単に塗り替えるだけでは不十分で下地補修や外壁材の一部交換が必要になることがあります。ひび割れ補修やシーリング打ち替え程度で済めばよいですが、外壁材自体が腐食・破損しているような場合は張り替え工事(サイディングの貼り直し等)に発展し、塗装のみより大幅に費用が増加してしまいます。また大掛かりな工事になるほど工期も長引くため、外壁がそこまで劣化してしまう前に早め早めの塗装メンテナンスを行うことが肝心です。

60坪の外壁塗装費用を賢く抑えるコツ

最後に、60坪という大きな住宅の外壁塗装工事を適正価格で依頼するためのポイントや、費用を安く抑える工夫についてまとめます。費用面の不安を減らし、納得のいく塗装リフォームを実現するために以下の点を心がけましょう。

相見積もりを取って適正価格を見極める

前述の通り、塗装費用は業者によって差が出ます。必ず複数の塗装業者から見積もりを取り、価格と内容を比較検討しましょう。3社程度から相見積もりを取れば、おおよその相場感が具体的に掴めるはずです。特に初めて塗装を依頼する場合、1社だけの見積もりで即決せず他社の金額や提案もチェックすることが重要です。

極端に安すぎる業者や訪問営業に注意

「今だけ○○%オフ」「足場代無料」など一見お得な宣伝文句を掲げる業者には注意が必要です。足場代を無料にしていても他の項目で不当に高額な請求をしたり、手抜き工事でコストを削減している悪質業者も存在します。また突然家に訪ねてきて「すぐ塗装しないと危険」などと不安を煽り、契約を急かす訪問販売業者にも警戒してください。相場より安すぎる見積もりには必ず理由があります。契約前に疑問点は全て質問し、納得できない業者との契約は避けましょう。

足場が必要な工事はまとめて実施する

外壁塗装では高所作業用に足場を組む費用が総額の約20%(60坪で約26~40万円)を占めます。そのため外壁塗装と同時に屋根塗装や雨樋修理など他の足場作業もまとめて行うと、別々に工事するよりトータル費用を削減できます。一度の工事で住まい全体をメンテナンスできるメリットもあるため、塗装と併せて検討したい工事があれば同時に依頼するのがおすすめです。

自治体の補助金・火災保険などを活用

お住まいの自治体によっては、住宅の省エネ改修や耐久向上を目的としたリフォーム補助金制度が利用できる場合があります。外壁塗装工事が補助金の対象となっている地域では条件に合えば数万円~十数万円程度の助成を受けられることもあるため、事前に自治体の制度を確認してみましょう。また台風や雹災などで外壁や屋根が破損した場合は火災保険が適用され、保険金で修繕費用をまかなえるケースもあります。ご自宅の状況によって使える制度や保険がないか調べ、積極的に活用することで自己負担額を減らすことが可能です。

補助金制度についてはこちらの記事でも紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください!

外壁塗装の費用を抑える裏技!補助金+外壁カバー工法でお得にリフォーム

外壁カバー工法も選択肢に

上記⑤のように外壁の傷みが激しいケースや、「せっかく費用をかけるなら外壁のデザイン自体を一新したい」といった要望がある場合、外壁カバー工法によるリフォームもおすすめです。

外壁カバー工法(重ね張り工法)とは、既存の外壁の上から新しい外壁材(サイディングボード等)を下地ごと張り重ねる工法です。外壁を丸ごと貼り替えるより手軽に外観を一新でき、古い外壁を剥がさないため工期短縮や廃材処分費の削減にもつながります。さらに既存外壁との二重構造になることで断熱性や防水性の向上も期待できるメリットがあります。

ただしカバー工法は塗装に比べて材料費・施工費とも高額になりやすい点に注意が必要です。外壁材そのものを新設するため、費用感としては一般的な塗装の1.5~2倍程度を見込んでおいたほうがよいでしょう(外壁材のグレードによって価格は大きく変動します)。また下地の劣化が酷い場合や構造的にカバー工法が適さない場合もあり、誰にでもおすすめできる訳ではありません。しかし外壁塗装では対処できないレベルの劣化やサイディングボードの反り・割れなどが生じている場合、思い切ってカバー工法で外壁を新調することで住宅の寿命を延ばす効果は絶大です。

外壁カバー工法について少しでも気になる方は、ぜひこちらの記事もチェック!

外壁カバー工法の費用相場を徹底解説!失敗しない見積もりポイントも

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60坪という大型住宅の外壁塗装は費用も工期も大きな規模のプロジェクトですが、適切に計画し信頼できる業者に依頼すれば、見違えるように美しく耐久性の高い外観を取り戻すことができます。相場は120~200万円程度と高額になる傾向がありますが、塗料の選択や工事内容次第で費用幅が生じるため、複数見積もりの比較で適正価格かどうか慎重に見極めることが大切です。また、60坪クラスの塗装工事は経験豊富な業者でないと難しいケースもありますので、実績や信頼性、アフターフォロー体制なども含めて依頼先を選びましょう。

株式会社ジーワンテックは、60坪規模をはじめ大小様々な戸建住宅の外壁塗装実績が豊富にあり、さらにご紹介した外壁カバー工法にも対応可能な数少ない施工店です。大きなお住まいの塗り替えで不安な点や質問がございましたら、ぜひお気軽に当社までお問い合わせください。

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