『50坪のわが家の外壁塗装、いくら掛かる?』100万円台前半と言われても、内訳や適正価格が分からず不安…そんな疑問を解消するために、本記事では50坪住宅の塗装費用相場から項目別コスト、賢い見積もりの取り方まで徹底解説します。この記事一つで相場確認から業者選びのコツまで丸わかりです。
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50坪の外壁塗装費用の目安

一般的に、延べ床面積が50坪(およそ165㎡)程度の戸建住宅で外壁塗装を行う場合、費用相場は約100~160万円前後になります。標準的な条件であれば120~150万円程度が一つの目安となりますが、塗装面積や塗料のグレード、建物の形状や劣化状態によって費用は大きく変動します。そのため「50坪だから絶対○○万円」というわけではなく、あくまで概算の相場として捉えておきましょう。
ここで言う「50坪の家」とは、1階・2階など各階の床面積を合計した延べ床面積が50坪の住宅という意味です。例えば1階が25坪・2階も25坪なら合計50坪となります。建築面積(1階部分の坪数)や敷地面積が50坪の場合とは異なりますので注意してください。外壁塗装の正確な費用を知るには、やはり専門業者に現地調査と見積もりを依頼するのが確実です。相場観を押さえつつも、実際の費用は見積もりで確認するようにしましょう。
塗料の種類による費用差と外壁塗装費用の内訳

外壁塗装の費用は使用する塗料の種類やグレードによって大きく変わります。加えて、塗装工事の見積もりには様々な工程の費用が含まれており、その内訳を把握しておくことも大切です。この章では、塗料選びによる価格差と、一般的な費用内訳について解説します。
塗料の種類で変わる費用相場
塗料にはアクリル、ウレタン、シリコン、フッ素、無機系など複数の種類があり、グレードが高い塗料ほど1㎡あたりの単価も上がる傾向にあります。例えば、延べ床50坪規模の住宅を塗装する場合、アクリル系塗料なら約100万円弱、シリコン系塗料で120万円前後、そして耐久性の高いフッ素系や無機系塗料では150万円超になるケースもあります。高性能な塗料は費用も上がりますが、その分耐用年数が長く色持ちもしやすいメリットがあります。ご自宅に適した塗料を選ぶ際は、目先の価格だけでなく耐久年数や機能面も考慮し、施工業者と相談しながら決めるとよいでしょう。
塗料代の費用目安
外壁塗装における塗料代は、見積もり全体の約20%程度を占めるのが一般的です。使用する塗料の種類や必要な塗装面積によって金額は増減し、遮熱・断熱性能が高い塗料や耐久性に優れた高級塗料を使うほど塗料代は高くなります。一方、安価な塗料を選べば材料費を抑えられますが、その分耐用年数が短く塗り替えサイクルが早まる可能性があります。塗料代は費用全体に直結する項目なので、「長持ちする塗料で将来の塗り替え回数を減らす」か「初期費用を抑えてこまめに塗り替える」か、ご自身の方針に合わせて選択しましょう。
人件費・工事費の割合
人件費・工事費は見積もり全体の約30%程度を占めると言われます。塗装職人の人件費のほか、養生作業(窓や地面のビニールシート養生)、高圧洗浄による外壁の洗浄、ひび割れ補修など下地処理にかかる費用が含まれています。建物の劣化が激しい場合は補修箇所が増えて工事費が高くなりますし、逆に外壁と同時に屋根塗装やベランダ防水など付帯工事もまとめて依頼すると、その分工事費用が追加されます。見積もり金額を見る際は、単に総額だけでなくどこまでの工程が含まれているかを確認し、必要な工事が漏れなく含まれているかチェックすることが重要です。
足場設置費用の目安
外壁塗装では安全かつ丁寧な作業のために足場の設置が欠かせません。足場代は見積もりの約20%程度を占めることが多く、費用相場は20~30万円前後になるケースが一般的です。足場費用は「足場をかける面積 × 平米単価」で算出されます。
平米単価は地域や業者によりますが概ね800~1,200円/㎡と言われ、例えば50坪(延べ床約165㎡)の住宅の場合、外壁の塗装面積は約200㎡前後になるため足場面積はそれより広い約260㎡ほどとなります。その面積に単価を掛け合わせると、足場だけで約20~30万円程度になる計算です。足場は工事の品質と安全を支える重要な工程ですので、費用を抑えるために無理に省略しようとしないよう注意しましょう(悪徳業者の中には「足場なしで安くできる」と勧めるケースもありますが、仕上がりの品質に大きく影響します)。
その他の諸経費
その他の費用(諸経費)としては、廃材処分費や事務手数料、職人さんの交通費・ガソリン代などが計上されるのが一般的です。これらは見積もり全体の約20〜30%程度を占めます。また、業者によっては工事保証料や近隣挨拶の費用(粗品代)などが含まれる場合もあります。諸経費の項目は一見内容が分かりにくい部分ですが、不明点があれば遠慮なく見積もり段階で内訳を質問しましょう。信頼できる業者であれば、何にどれくらい費用がかかっているか丁寧に説明してくれるはずです。
外壁塗装の適切なタイミングと劣化症状の見極め方

「外壁塗装はいつ頃やるべきか?」と悩む方も多いでしょう。結論から言えば、外壁塗装のタイミングは建物の劣化状態によって異なります。ただし目安として、前回の塗装から約10年程度経過したら一度専門家に相談するのが望ましいとされています。実際には使用する塗料の耐用年数によって適切な周期は変わり、アクリル系塗料なら5~7年、シリコン系塗料なら10~15年、フッ素系塗料なら15~20年といった具合に差があります。また日当たりや雨風の影響を受けやすい壁面は劣化が早まるため、地域の気候や建物の立地条件によっても塗り替え時期は前後します。
大切なのは、カレンダーの年数だけで判断するのではなく外壁の劣化症状(サイン)を見逃さないことです。以下に、外壁塗装のタイミングを判断する主な劣化のサインを挙げます。当てはまる症状が見られたら、塗り替えの検討時期と考えましょう。
チョーキング現象(白い粉の発生)
外壁を手で触ったときに、白い粉状のものが手に付着する現象をチョーキング(白亜化)と呼びます。これは塗膜の表面が紫外線や風雨で劣化し、顔料が粉状になって現れる症状です。チョーキングが起きているということは塗料の保護機能が低下している証拠であり、放置すると塗膜がさらに薄くなって防水性が損なわれてしまいます。外壁を触って粉が付くようであれば、早めに専門業者に相談して適切な塗り替え時期を判断してもらいましょう。
外壁のひび割れ(クラック)
外壁表面にひび割れ(クラック)が見られる場合も注意が必要です。モルタル外壁によく見られるヘアクラック(髪の毛のように細いひび)程度であれば直ちに構造に影響は出ませんが、そこから雨水が染み込むと下地を傷めてしまう可能性があります。ひび割れが大きく広がっていたり深さがある場合は、早急な補修と塗り替えが必要です。またサイディングボードの継ぎ目の割れや浮きも劣化のサインですので、塗装時にシーリング補修と合わせて対応する必要があります。
シーリング材の劣化・隙間
外壁目地や窓枠まわりに充填されているシーリング(コーキング)材が切れたり剥離したりしている場合も塗り替え時期のサインです。シーリング材はゴムのように柔軟で防水の役割を果たしていますが、経年で硬化してひび割れ、隙間が生じてきます。シーリングが劣化すると、雨水がそこから侵入して外壁内部の腐食や雨漏りの原因になりかねません。定期的に目地部分をチェックし、シーリングの割れや隙間が見つかったら補修と塗装のタイミングと考えましょう。外壁塗装時には古いシーリングを打ち替えるか増し打ちするのが一般的です。
苔やカビ・藻の発生
外壁表面に苔(コケ)やカビ、藻といった微生物汚れが発生しているのも劣化の兆候です。特に日当たりが悪く湿気の溜まりやすい北面の壁に生えやすい傾向があります。苔や藻が繁殖しているということは塗膜の防藻・防カビ性能が低下している証拠であり、このまま放置すると美観を損ねるだけでなく外壁材自体の劣化も進行しかねません。高圧洗浄で一時的に落とせても、塗膜が劣化していると再発しやすいため、根本的な対策として塗り替えを検討しましょう。塗料によっては防カビ剤配合のものもありますので、再発防止策として塗料選びで対処することも可能です。
塗膜の剥がれや膨れ
塗装箇所をよく見ると塗膜の剥がれや一部が膨れて浮いているような状態になっている場合、塗装の劣化はかなり進行しています。塗膜が剥離して下地が露出していると、防水機能がほぼ失われて雨水が壁材に直接染み込む恐れがあります。原因としては経年劣化のほか、下地処理不足や不適切な施工による場合もありますが、いずれにせよ早急な塗り直しが必要なサインと言えます。放置すれば外壁材そのものの劣化・腐食につながりますので、できるだけ早く信頼できる業者に相談して補修と再塗装のプランを立てましょう。
外壁塗装で失敗しないための注意点

外壁塗装は決して安い買い物ではなく、また仕上がりが建物の印象を左右する大事な工事です。「塗ったのにすぐ不具合が出た」「思っていた仕上がりと違う」などの失敗を避けるために、以下のポイントに注意して計画を進めましょう。
相場より安すぎる見積もりに注意
「他社より極端に安い見積もり」を提示してくる業者には注意が必要です。相場を大きく下回る料金にはそれなりの理由があり、塗料の品質が低い、塗装回数(工程)を省略している、あるいは後から追加費用を請求する前提で安く見せている可能性もあります。外壁塗装では適正な価格で適正な施工をすることが大切です。不自然に安い価格を売りにする業者より、適正価格で信頼できる施工をしてくれる業者を選ぶようにしましょう。
複数社から見積もりを取り相見積もり比較をする
一社だけの見積もりで即決するのではなく、必ず複数の塗装業者に現地調査と見積もりを依頼しましょう。相見積もりを取ることで、おおよその相場感がつかめるとともに、各社の提案内容や対応の違いも見えてきます。価格だけでなく見積書の項目や工事内容も比較検討することで、「この会社は足場代が含まれているか」「下地補修の内容は十分か」「保証期間はどのくらいか」といった重要ポイントを把握できます。複数社の話を聞くことで結果的に納得できる業者選びにつながり、塗装工事の失敗リスクを下げることができます。
見積もり内容・契約事項を事前にしっかり確認
見積書に記載された工事内容や契約条件を隅々まで確認することも重要です。例えば「外壁塗装〇〇一式:○○万円」と大雑把な記載しかない場合、具体的に何回塗りなのか(下塗り・中塗り・上塗りの工程)、使用する塗料の商品名やグレード、足場や高圧洗浄の有無などを明確にしてもらいましょう。
塗装工事では通常下塗り・中塗り・上塗りの3工程塗りが基本ですが、悪質な業者は工程を省略してコストを下げることもあります。また、保証の範囲・期間がどうなっているか、追加料金が発生し得るケースは何か、といった契約上の取り決めもしっかり把握してください。分からない点や不安な点は契約前に遠慮なく質問し、不透明な部分を残さないことが失敗防止につながります。
塗料と色選びは慎重に行う
塗料の種類や色の選定は、仕上がりの満足度を左右する大きなポイントです。価格や性能もさることながら、塗装後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないために色選びは特に慎重に行いましょう。小さなカタログの色見本だけで決めず、可能であれば施工業者に頼んで大きめの塗板見本を取り寄せてもらう、実際に塗ったお宅の事例写真を見せてもらう、場合によっては試し塗りをして確認するなど、できるだけ具体的にイメージを掴んでおくと安心です。また、色だけでなく塗料の機能面(汚れにくさや遮熱性など)も含めて検討しましょう。せっかく塗り替えるのですから、仕上がりの美観と塗膜の性能、両方に満足できる選択を心がけてください。
工事前の近隣への配慮を忘れずに
意外と見落としがちなのが近隣住民への配慮です。外壁塗装工事では足場の組立解体時の音や、高圧洗浄の水しぶき、塗料の臭いなどでご近所に多少なりとも迷惑をかける可能性があります。トラブルを防ぐために、着工前には近隣のお宅へ挨拶回りをしておきましょう(業者によっては近隣挨拶も代行してくれるところがあります)。「○月○日から足場を架けて工事します。ご迷惑おかけしますがよろしくお願いします。」と一言伝えておくだけで印象も違いますし、万一何かあった場合でも事前説明があるのとないのとでは相手の受け取り方が変わります。
また、車や植木などへの養生や駐車スペースの確保など、施工業者と相談して近隣への影響を最小限に抑える対策を講じてもらいましょう。気持ちよく工事を終えるためにも、周囲への気遣いを忘れないことが大切です。
外壁カバー工法もリフォーム手段の1つ

外壁塗装によるリフォーム以外にも、近年注目されている方法に「外壁カバー工法」があります。これは既存の外壁の上から新しい外壁材(サイディングボードや金属パネル等)を張り重ねる工法で、「重ね張り」「カバー工法」とも呼ばれます。塗装とは異なるアプローチですが、見た目の刷新効果と耐久性向上の両面で優れているため、築年数の経った住宅のリフォームとして人気が高まっています。
株式会社ジーワンテックは、この外壁カバー工法において豊富な実績を持つリフォーム会社です。当社では外壁塗装から金属サイディングによるカバー工法まで幅広い施工方法に対応しており、お客様のご要望・ご予算・お住まいの状態に合わせて最適なプランをご提案しています。では、外壁カバー工法とは具体的にどんなメリットがあるのか、その特徴を簡単にご紹介します。
外観デザインが一新でき美観向上
外壁カバー工法最大の魅力は、なんといっても外観デザインを劇的に一新できることです。塗装の場合は既存の外壁材の上に塗料を塗り替えるため質感や形状自体は変えられませんが、外壁カバー工法ではサイディングボードなど新たな外壁材を張ることで、まるで新築のように外装デザインを変更できます。レンガ調や石積み調、木目調、スタイリッシュな金属サイディングなど、デザインやカラーバリエーションも豊富です。経年で汚れや色あせが目立っていた外壁も、カバー工法なら美しく生まれ変わらせることが可能です。
高耐久でメンテナンスサイクルを延長
新しく張る外壁材次第ではありますが、一般的にカバー工法は塗装に比べて耐久性が高く、メンテナンス周期を大幅に延ばせるメリットがあります。例えば金属系サイディングを用いた場合、塗装の約2倍~3倍となる20~30年程度の耐久性が期待できます。高耐久なぶん初期費用は塗装より高め(概算で塗装費用の2倍以上)になりますが、長期的に見ると塗り替え回数を減らせるためトータルコストでメリットが出るケースもあります。また、断熱材付きの外壁パネルを用いれば断熱性能も向上し、暑さ寒さを軽減できる副次的なメリットも得られます。
工期が短縮でき騒音・廃材も少ない
外壁カバー工法は既存外壁を撤去せずその上に張り付けるため、工期が比較的短く済む傾向にあります。外壁の解体撤去作業が不要な分、工事期間の短縮や騒音・粉塵の軽減につながります。また、撤去しないことで廃材がほとんど出ないのも環境面でメリットと言えるでしょう。近隣への影響をできるだけ抑えつつリフォームしたい方にも適した工法です。ただし、下地の外壁が極端に劣化している場合はカバー工法が適用できないケースもありますので、事前に専門家による診断が必要です。
こちらの記事ではより詳しく外壁カバー工法について紹介しています!ぜひ合わせてご覧ください!
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外壁塗装のお悩みは株式会社ジーワンテックへ!
外壁塗装50坪規模の費用相場や塗料別の違い、適切なタイミングや注意点などについて解説してきました。大切なのは、相場の知識を持った上で信頼できる業者に依頼し、納得のいくプランで施工してもらうことです。定期的な塗り替えや適切なメンテナンスを行えば、大切なお住まいの寿命を延ばし美観も保つことができます。
株式会社ジーワンテックでは、外壁塗装はもちろん外壁カバー工法等のリフォームについても幅広く対応しております。経験豊富な専門スタッフがお宅の状態をしっかり診断し、ベストな改修方法とお見積もりをご提案いたします。お問い合わせやご相談は無料ですので、「うちの場合はどれくらい費用がかかるの?」「塗装とカバー工法で迷っている」といった疑問がございましたら、ぜひお気軽に当社までお問い合わせください。丁寧に対応させていただきます。相談だけでも大歓迎ですので、まずは一度プロにご相談いただき、安心して外壁リフォームの第一歩を踏み出しましょう。
あなたの家の外壁リフォームが成功し、美しく生まれ変わるお手伝いができれば幸いです。スタッフ一同、心よりお待ちしております。
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