「外壁塗装って結局いくらかかるの？」外壁塗装を検討するとき、一番気になるのは費用ではないでしょうか。40坪の外壁塗装のリアルな費用相場を、プロが徹底解説。見積書の内訳から賢い節約術まで、読むだけで余計な出費を防げるコツがわかります。まずはこの記事で、失敗しない塗り替え計画の第一歩を踏み出しましょう。

この記事を読めば相見積もりのポイントもわかり、工事後のトラブルを未然に防げます。費用の目安と注意点を先に知って、家計にやさしいリフォームを実現しましょう。

ぜひ最後までご覧下さい！

外壁塗装とは？その役割と必要性

外壁塗装とは、住宅の外壁に保護塗料を塗って建物を保護する工事です。塗膜によって雨風や日差しから壁材を守り、雨漏りや劣化を防ぐ役割があります。また、色あせた外壁を塗り替えることで美観を保ち、住宅の資産価値を維持する効果もあります。外壁塗装は一般的に10～15年に一度程度の周期で行うのが望ましいとされ、塗膜が劣化してひび割れや剥がれが発生する前に定期的に塗り替えをすることで建物を長持ちさせることにつながります。もし塗装の劣化を放置すると、防水性能が低下して雨水が壁内部に侵入し、構造体の腐食など深刻なダメージにつながる恐れがあるため注意が必要です。

40坪の外壁塗装にかかる費用相場

では、40坪程度の住宅では外壁塗装にどれくらいの費用がかかるのでしょうか。一般的な相場として、外壁のみの塗装工事で約80万～150万円程度が目安となります。使用する塗料のグレードや建物の状態によって差はありますが、安価な塗料を選べば60万円台からできるケースもある一方で、高機能な塗料を用いた場合や補修箇所が多い場合は150万円を超えることもあります。なお、これらは外壁部分のみの費用で、屋根塗装も同時に行う場合は別途20～30万円程度が加算されるのが一般的です。

ここでいう「40坪」とは延べ床面積が約40坪(≒132㎡)の標準的な二階建て住宅を想定しています。塗装費用は外壁の面積と塗料の単価によって算出されます。1坪は約3.3㎡ですので、延床40坪の家は床面積にすると約132㎡となります。二階建ての場合、実際の外壁の塗装面積は延床面積より大きくなるため、40坪という住宅規模であれば上記のような費用帯になると考えられます。

外壁塗装費用の内訳

外壁塗装の見積もりには、塗料代のほかにも複数の費用項目が含まれます。例えば、安全に作業するための足場仮設には専用の足場を組む必要があり、その費用がかかります。また、塗装前には外壁の汚れを落とす高圧洗浄や、ひび割れを埋めて下地を調整する下地処理・補修にも費用が発生します。さらに、塗料そのものの代金と塗装職人の施工費（人件費）、仕上げの清掃や廃材処分などの諸経費も含め、これらを合計したものが最終的な見積もり金額となります。

一般的には、外壁塗装にかかる費用の内訳割合は塗料代が総額の約20%、足場代が約20%、人件費（施工費）が約30%、その他諸経費が約20〜30%程度とされています。塗料以外の部分（足場・人件費・諸経費など）は使用する塗料を変えても大きくは変動しないため、選ぶ塗料のグレードが外壁塗装費用を左右する大きなポイントになります。

費用が変動する主な要因

外壁塗装の費用は、住宅や工事の状況によって上下します。費用に差が出る主な要因として、

(1)使用する塗料の種類・グレード

(2)建物の大きさや構造

(3)外壁の材質やデザインの複雑さ,

(4)依頼する業者の形態（自社施工か下請けか）

(5)外壁の劣化・補修の必要度

などが挙げられます。

例えば、高性能な塗料を選べば材料費は割高になりますが、その分耐久性が高くなり次回の塗り替えまでの期間が延びます。また、家が大きかったり複雑な形状をしていれば、そのぶん塗装面積や手間が増えるため費用も上がります。外壁にひび割れや損傷が多い場合は、補修作業の追加費用がかかるでしょう。さらに、工事を依頼する会社が実際の施工を下請け業者に任せている場合、中間マージンが発生して見積もり金額が割高になる傾向もあります。そのほか, 施工を行う季節や天候によっても費用が変動する場合があります。

外壁カバー工法とはどんな工法？

外壁カバー工法（重ね張り工法）とは, 既存の外壁の上から新しい外壁材（主に金属製サイディングボードなど）を重ねて張るリフォーム方法です。従来の外壁塗装のように塗り替えるだけでなく, 外壁そのものを新しい材質で覆ってしまう点が特徴です。古い外壁を剥がさずに施工できるため, 工期を短縮できるメリットもあります。外壁塗装では劣化した塗膜を塗り直すに留まりますが, カバー工法では外壁自体を新品同様によみがえらせるため, 耐久性や断熱性, 防水性が飛躍的に向上します。一度の施工で長期間メンテナンスのいらない「一生もの」の外壁を実現できる選択肢として注目されており, 近年は外壁リフォームの新しい手法として採用するケースが増えてきました。

外壁カバー工法のメリット

外壁カバー工法には多くのメリットがあります。第一に, 耐久性が大幅に向上する点です。カバー工法で使用する金属系サイディングは非常に耐候性に優れており, 強い紫外線や雨風にさらされても劣化しにくい特徴があります。一般的な塗装の耐用年数が10～15年程度なのに対し, カバー工法で用いる外壁材は30年程度持つとされ, 長期にわたり外壁のメンテナンス頻度を減らせます。そのため, 初期費用はかかってもトータルでは塗装よりコストパフォーマンスが良くなる場合もあります。

第二に, 断熱性・遮音性が向上する点も見逃せません。カバー工法では断熱材一体型のサイディングボードを使用できるため, 建物全体の断熱性能が高まり冷暖房の効率が上がります。また, 壁が二重になることで外部からの騒音が室内に伝わりにくくなり, 防音効果も高まります。夏の暑さや冬の寒さが和らぎ, 室内環境の快適性が向上するでしょう。

さらに, デザイン性の向上も大きなメリットです。カバー工法では外壁材のデザインや色を自由に選択できるため, 木目調や石目調など多彩な仕上がりを実現できます。古くなった外観を一新し, 新築のような美しい見た目を取り戻せるだけでなく, 不動産としての価値向上にもつながります。また, 既存の外壁を撤去しないため廃材が少なく, リフォームによるゴミの発生を抑えられます。撤去作業が不要な分, 工期を短縮できることも利点で, 施工中のご家族の生活への影響を軽減できるでしょう。

外壁カバー工法のデメリット

一方で, カバー工法には留意すべきデメリットもあります。最大のデメリットは初期費用が高いことです。高品質な金属サイディングや断熱材を使用し, 専門的な施工技術が求められるため, 塗装に比べて費用が割高になります。目安として, 外壁塗装が100万円前後でできるケースでも, カバー工法では200万円前後かかることもあります。ただしその分, 前述したように耐久性が高く再塗装の頻度を減らせるため, 長い目で見れば費用対効果が高くなるでしょう。

また, 施工できる住宅に制限がある点にも注意が必要です。建物の構造や現在の外壁の状態によっては, カバー工法の施工が難しい場合があります。例えば, 構造的に強度が不足している建物や下地の劣化が激しい建物では, 新たに外壁材を重ね張りすることで問題が生じる恐れがあります。そのため, 事前に建物の構造や下地の状態を専門家に確認してもらい, 適用可能か判断することが重要です。

さらに, 建物の重量が増加する点もデメリットと言えます。新しい外壁材を貼り増すぶん建物全体の重量が増えるため, 特に地震時の耐震性への影響が懸念されます。日本のように地震が多い地域では, 追加される重量が建物に与える負荷について考慮しなければなりません。場合によってはカバー工法を行う際, 構造補強工事が必要になることもあります。以上のように, カバー工法を採用する際はコスト面だけでなく建物への適合性についてもしっかり検討することが大切です。

外壁カバー工法についてはこちらの記事でより詳しく紹介していますので、ぜひ合わせてご覧下さい！

外壁カバー工法の失敗事例10選！後悔しないための回避方法を徹底解説！

外壁塗装・カバー工法はジーワンテックにお任せください

外壁カバー工法は耐久性や断熱性の向上などメリットが多い一方で, 前述の通り適用できる条件やコスト面での検討も必要です。後悔のないリフォームを行うためには, 専門家のアドバイスを受けながらご自宅にとって最適な方法を選ぶことが大切です。

株式会社ジーワンテックでは, 外壁塗装と外壁カバー工法の両方に対応しており, お客様の住宅に合わせて適切な施工方法をご提案できます。私たちは愛知県名古屋市・春日井市・一宮市を中心に, 外壁や屋根の塗装・リフォーム工事を手がけてきました。創業以来, 地域で7000件以上の施工実績があり, 豊富な経験に裏打ちされた高品質な施工をお約束いたします。お客様の大切な住まいに対して一切妥協のない丁寧な仕事を心がけております。

当社では無料診断を通じて住宅の現状を詳しく点検し, 塗装が良いのかカバー工法が適しているのか等, 最適なリフォームプランをご提案いたします。「そろそろ外壁塗装の時期か知りたい」「カバー工法について詳しく知りたい」といった相談だけでも大歓迎です。まずはお気軽に株式会社ジーワンテックまでお問い合わせください。