【DIY必見】外壁補修にパテは本当に最適?パテの種類やDIYで失敗しない方法をプロが解説!

「外壁のひび割れや小さな傷、放置すると建物の劣化が進行するかも…」

DIY補修にパテを使いたい方も多いと思いますが、本当にそれだけで大丈夫でしょうか?この記事では、パテの種類やDIYでの補修方法を解説していきます。

ぜひ最後までご覧ください!

外壁補修に使われるパテの役割と特徴

外壁補修におけるパテの役割は、主に壁面の凹凸やひび割れを埋めて平滑にすることです。パテはペースト状の充填剤で、外壁塗装前の下地処理や小さな傷・穴の補修に使われます。パテ処理を適切に行うことで、塗装の仕上がりが美しくなり、外壁の耐久性を高める効果が期待できます。

外壁補修用のパテにはいくつかの種類があり、それぞれ特徴や用途が異なります。外壁補修に使われる代表的なパテの種類と特徴は次の通りです。

石膏系パテ

石膏系パテは、下塗り用として使われる反応硬化型のパテです。水と混ぜ合わせることで硬化が始まり、作業性に優れる一方で乾燥後は非常に硬くなります。ただし、耐水性が低いため屋外での使用には注意が必要です。

エポキシ系パテ

エポキシ系パテは、強度と耐久性に優れており、穴埋めやひび割れの補修に適しています。硬化すると非常に硬くなるため、補修箇所をしっかりと固める必要がある場合に最適です。外壁の強度を補う目的でも使用されることが多いです。

炭酸カルシウム系パテ

炭酸カルシウム系パテは乾燥硬化型で、研磨がしやすく、塗装前の下地処理に用いられます。樹脂分が多く配合されているため、充填しやすく、凹凸部分を平滑に整えるのに適しています。

アクリル系パテ

アクリル系パテは水性で扱いやすく、DIY初心者にもおすすめです。速乾性があり、室内や小さな補修作業でよく使われます。

その他の補修材料

外壁補修には、パテ以外にもコーキング剤が使用されることがあります。コーキング剤の種類には、アクリル、ウレタン、シリコン、変性シリコン、ポリウレタンなどがあり、それぞれ特徴が異なります。

DIYで外壁補修を行う場合、補修箇所の状況に合わせて適切なパテを選びましょう。主に「ひび割れ補修用」、「穴埋め用」、「コーキング用」などのパテがあります。外壁補修をご自身で行う際には、製品の説明書等をよく読んで適切な材料を選びましょう。

DIYで外壁補修!パテを使う手順

外壁の小さな傷やひび割れをDIYで補修する際、パテを使った補修方法は比較的簡単で、初めての方でも挑戦しやすい方法です。しかし、正しい手順とポイントを理解していないと、仕上がりにムラが出たり、パテがすぐに剥がれてしまうことがあります。

ここからは、外壁パテ補修の具体的な手順を解説します。

手順① 汚れや古い塗装の剥がれを取り除く

まずは補修箇所の清掃を徹底的に行います。外壁に汚れや塗装の剥がれが残っていると、パテが密着しにくくなり、後で剥がれやすくなります。高圧洗浄機があれば効果的に汚れを除去できますが、ない場合はサンドペーパーやヘラで表面を削ることで、しっかりと清掃しましょう。

手順② 下処理としてプライマーを塗る

補修箇所が乾いたことを確認したら、次にプライマーを塗布します。プライマーはパテの定着力を高める重要な下処理剤です。ハケやローラーを使い、補修箇所全体に均一に塗りましょう。乾燥時間は製品ごとに異なるため、必ずパッケージの指示を確認してください。

手順③ パテを塗り込む

プライマーが完全に乾いたら、いよいよパテを塗ります。少量のパテをコテやヘラで取り、補修箇所に押し込むように塗り込むことがポイントです。必要以上に厚く塗らず、数回に分けて均一に重ね塗りすることで、ムラなく仕上がります。パテがしっかりと補修箇所に定着したことを確認しましょう。

手順④ サンドペーパーで表面を整え、塗料で仕上げる

パテが完全に乾燥したら、サンドペーパーで表面を平滑に整えます。#240〜#400程度の細かい目のサンドペーパーを使用することで、塗料が乗りやすく、きれいな仕上がりになります。最後に外壁用の塗料を塗布して補修箇所を仕上げます。塗料はパテとの相性や外壁の材質に合わせて選びましょう。

DIYでパテ補修を行う際の注意点

パテは硬化すると固くなるため、動きのある部分には不向きです。例えば、外壁の目地や建物の動きによって発生するひび割れ補修には、柔軟性のあるシーリング材が適しています。また、パテを使用する際には、補修箇所の汚れをしっかりと落とし、プライマーを塗布して密着性を高めることが重要です。

その他にも注意点があるので確認していきましょう。

パテの硬化時間を守る

パテは種類ごとに硬化時間が異なります。作業途中で乾燥を急ぐと仕上がりが悪くなるため、必ず指定の硬化時間を守りましょう。

高所や広範囲の補修は避ける

DIYでは手が届く範囲に限られます。2階以上の高所や外壁の広範囲な補修は転落事故のリスクがあるため、専門業者に依頼することをおすすめします。

パテの適切な種類を選ぶ

パテには石膏系、エポキシ系、アクリル系などさまざまな種類があります。外壁材や補修箇所に合ったパテを選ぶことで、補修後の耐久性が向上します。ひび割れの場合は柔軟性のあるシーリング材を検討するのもポイントです。

外壁全体の劣化が進行している場合は専門業者へ

DIYは小さな傷や凹凸の補修に適していますが、下地まで劣化している場合や再発を繰り返すような箇所は、根本的な修理が必要です。

パテを使った外壁補修は、正しい手順を踏めばDIYでも十分に可能です。しかし、作業には細かなコツや注意点が多く、特に高所や大規模な補修はDIYの限界を超えることもあります。必要に応じて専門業者への依頼も視野に入れましょう。

パテで補修できないケースとは?

パテ補修は、小さな傷や表面の凹凸を埋めるには適していますが、次のようなケースでは限界があります。
外壁のひび割れや穴が深く、下地部分までダメージが及んでいる場合、パテ補修では表面的な処置に過ぎず、根本的な解決にはなりません。下地の補修が必要な場合は専門業者の技術が不可欠です。

DIYでの高所作業は転落リスクが高く危険です。また、広範囲の補修ではパテの量や作業時間が膨大になり、作業精度も低下しやすいため業者依頼が推奨されます。

劣化が著しい外壁では、パテを塗ってもすぐに剥がれたりひび割れが再発します。このような場合は外壁カバー工法など、より耐久性の高い工法が適しています。

上記のようにDIYでの補修にも限界があることを理解し、適切な対処を選びましょう。

外壁の根本解決には外壁カバー工法がオススメ

外壁の劣化具合によっては、パテだけで対処できない可能性があります。パテ補修だけでは解決しきれない外壁劣化の代替案として、外壁カバー工法もオススメです。

外壁カバー工法とは、既存の外壁材の上に新しい外壁材を重ね張りする工法で、外壁補修と外壁リフォームを同時に実現できる点が魅力です。

従来の外壁リフォームよりも工期が短く、高耐久で長期的なメンテナンスが減るため、コストパフォーマンスに優れています。

パテだけでは修復できず、外壁全体のリフォームを考えている方や、今後の外壁メンテナンスの費用を抑えたい方に特におすすめの施工です。

外壁カバー工法についてより詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事も合わせてご覧下さい!

外壁カバー工法の種類と特徴を解説!費用相場やメリット・デメリットもわかりやすく紹介

パテで修復できない外壁補修は株式会社ジーワンテックにご相談を!

外壁の小さな傷やひび割れはパテを使ったDIYで対処できますが、広範囲の劣化や下地まで傷んでいる場合、DIY補修には限界があります。補修してもすぐに再発するような状況では、根本的な解決策として外壁カバー工法の検討もおすすめ。

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