高温多湿の日本では家の外壁にコケが生えやすく、コケに悩まされている方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、外壁に生えたコケの掃除方法や対処法を紹介します。
INDEX
外壁にコケが生えやすい原因
外壁にコケが生えやすい原因は、住宅の立地条件や外壁材の特性や施工の環境に関連しています。
まず、湿度の高さと日当たりの悪さが要因です。森林や水辺の近くに住宅がある場合、常に湿気が多く外壁が乾燥しにくくなるため、コケが発生しやすくなります。
また、外壁材のデザインも1つの要因です。凹凸が多いモルタル壁や窯業系サイディングなどは、水はけが悪いため、コケの繁殖に適した環境を作ってしまいます。
さらに、施工環境も要因の1つです。例えば外壁の断熱工事が不十分だと、壁に結露が発生し、これもコケの成長を助長します。このように、湿気、外壁材の特性、施工環境が重なった場合、外壁にコケが生えやすくなります。
外壁のコケを自分で掃除する方法
外壁のコケを自分で掃除する方法は、手軽にできるものの外壁を傷つける恐れがあるため、慎重に行いましょう。基本的な掃除の手順は、まずホースで外壁全体に水をかけ、表面の汚れやコケの胞子を洗い流すことから始まります。その後、外壁用の中性洗剤やコケ取り専用のスプレーを使い、スポンジや柔らかいブラシで優しくこすります。このとき、硬いブラシやたわしを使うと外壁の塗膜を傷つける恐れがあるため、柔らかい素材のものを使いましょう。
特に、塩素系洗剤は外壁の変色リスクがあるため避けるべきです。落ちにくい汚れやコケに対しては、無理に強くこするのではなく、専用のコケ取りスプレーを散布してしばらく待つことで効果を発揮することもあります。さらに、洗浄後はしっかりと水で洗剤を洗い流しましょう。放置してしまうと、洗剤成分が外壁に残り、劣化を早めるリスクがあります。手が届かない高所や大規模なコケの場合は、無理せず業者に依頼するのが得策です。
コケを予防する6つの方法
コケを予防する6つの方法について解説していきます。
1. バイオ洗浄を行う
バイオ洗浄は、特殊な洗剤を使って微生物やコケを効果的に死滅させ、再発を防ぐ方法です。高圧洗浄よりも洗浄力が強く、目に見えない微細なコケも処理できるため、外壁全体のコケ予防に有効です。
2. 光触媒塗料を使う
光触媒塗料は、太陽光を浴びることでセルフクリーニング効果を発揮する塗料です。外壁に付着したコケの胞子や汚れを浮かせ、雨水で洗い流す仕組みです。紫外線と雨が当たる場所に使用し、光触媒塗料でコーティングした箇所をきれいに保てば、定期的なメンテナンスが減ります。そのため、コケが繁殖しやすい環境にある住宅に特におすすめです。
3. 防藻・防カビ効果のある塗料を使う
防藻・防カビ効果のある塗料は、コケやカビの胞子が外壁に付着しても繁殖を防ぎます。これらの塗料は耐久性も高いため、長期的にコケの発生を抑えることができます。ただし、定期的な再塗装が必要で、時間の経過とともに効果が薄れる点に注意が必要です。
4. コケが目立たない色で塗装する
外壁の色選びもコケの予防に影響します。グレーや緑系の色は、コケが目立ちにくく、見た目の美観を保ちやすいです。一方、白や黒の外壁はコケが目立ちやすいので、定期的なメンテナンスが必要です。
5. 金属系の外壁材に張り替える
金属系の外壁材は凹凸が少なく、水はけが良いため、コケが繁殖しにくい特徴があります。特に、凹凸の多いモルタルや窯業系サイディング材に比べ、コケの付着を防ぎやすく、メンテナンスも比較的容易です。
6. 雑草の除去や植木を整える
庭や外壁周りの雑草や植木は、コケの胞子が外壁に付着する原因となります。庭の植木はこまめに剪定し、雑草は定期的に除去することで、外壁の日当たりと風通しを良くし、コケの繁殖を防ぐことができます。しかし、雑草の除去と植木の剪定だけではコケを防げないので、上記の5つの方法と組み合わせて実践するのが有効的です。
外壁のコケを放置するリスク
外壁にコケが発生しても、初期の段階では目立たないことが多いですが、放置することで次第に以下のような深刻な問題に発展する可能性があります。
コケが広がると、外壁が緑色や青黒い色に変わり、家全体が老朽化して見えてしまいます。これは、住宅の資産価値にも影響を与えるため、見た目の美しさを保つためにもコケの早期対策が必要です。
また、コケは保水力が高いため、繁殖している部分が常に湿った状態になります。この水分が外壁材に浸透し、外壁を腐敗させる原因となります。特にモルタルやサイディング外壁では、内部まで水が浸透し、外壁の耐久性を著しく低下させる恐れがあります。
さらにコケが飛ばす胞子がアレルギー性皮膚炎の原因となることがあります。また、カビが発生すると室内環境にも悪影響を及ぼし、家族の健康にもリスクが生じます。
上記のような問題を引き起こさないためにも、外壁にコケが生えてきたら早めに対処しましょう。
コケ対策には外壁カバー工法もおすすめ
外壁のコケを根本的に予防するための効果的な手段の一つとして、「外壁カバー工法」が注目されています。
外壁カバー工法は、既存の外壁の上に新しい外壁材を張り付ける方法で、既存の壁を撤去する手間を省きつつ、新しい外観と耐久性を実現します。
外壁カバー工法を取り入れることで、以下のようなメリットがあります。
・コケの再発防止:新しい外壁材は防水性能が高く、コケの発生を防ぎやすくなります。
・コストの削減:外壁を全て撤去するよりも施工が簡単であり、費用を抑えながら美観を取り戻すことができます。
・断熱性の向上:断熱材を追加することで、結露を防ぎ、コケが発生しにくい環境を作り出せます。
外壁のコケ対策の一つとして、外壁カバー工法を検討してみてはいかがでしょうか?
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外壁のコケ問題は、美観を損なうだけでなく、放置すると住宅の劣化や健康被害にまでつながるリスクがあります。掃除や予防方法を実施しても、根本的な解決が難しい場合、長期的な視点での外壁対策が重要です。そこでおすすめなのが外壁カバー工法です。外壁を新たに覆うことで、コケの再発を防ぐと同時に、耐久性や断熱性を高めることができます。
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